AndroidのUIカラーパレットには実は名前がある、知っておくと色のカスタマイズが楽になるかも

HOW TO

Android のユーザーインタフェースは、Android 12 で Material You と呼ばれる新しいデザイン言語が導入され、ボタンやテキストの色を壁紙に合わせたり、好きな色に変更できるようになりました。この仕組みは Android 13、Android14 へとバージョンアップしていくに連れて配色パターンも増え、Android 14 が最新の現在ではスマホをより自分好みの見た目にカスタマイズすることができます。配色パターンの選択は「壁紙とスタイル」のパレットアイコンをタップするだけで行なえます。一見すると、パレットの並びはランダムのように見えますが、実は、一つひとつのパレットには名前やテーマが設定されており、それらを把握しておくとパレット選びが多少は楽になると思います。本記事では Android 14 のダイナミックカラーシステムでどのようなパレット・配色パターンを選択できるのかについて紹介します。

まず、UI に設定できる配色パターンは、壁紙のデザインによって動的に変化するものと、最初から決まった色もしくは組み合わせの大きく 2 つに分類されます。前者は「壁紙」タブで選択でき、後者は「その他の色」タブで選択できます。普段、UI に適用するパレットはアイコンの配色を見て決めると思いますが、各パレットの名前で選ぶこともできます。ただ、「壁紙とスタイル」にパレットの名前は表示されません。ではどうすれば名前を確認できるのかというと、それは Android の「選択して読み上げ」を利用します。各アイコンを指タッチで選択し、「選択して読み上げ」を実行すると、パレットの名前が読み上げられます。

壁紙に合わせた動的テーマ

壁紙タブには 10 ~ 20 個ものパレットが並びますが、これらは基本的に「メインの動的テーマ」、「メインの中間テーマ」、「メインの鮮やかなテーマ」、「メインの表現力豊かなテーマ」の 4 つが 1 セットになっており、設定した壁紙のデザインや色の数でセット数が増えていく仕組みです。

4 つの中でも壁紙の中で目に付く色が「メインの動的テーマ」に選定され、他の 3 つは動的テーマから派生したパレットとなります。

単色やシンプルな壁紙ならメインの動的テーマは 1 つか 2 つですが、複雑なデザインの壁紙なら 3 ~ 4 の色の動的テーマが選定され、それに従いパレットのセット数も増えていきます。

モノトーン、2 色パレット

「その他の色」タブの説明です。ここには事前に決められた配色のパレットが並び、壁紙と関係なく好きな配色を設定できます。

パレットの名前は左から順に、モノクロ、赤、オレンジ色、太陽、黄色、緑、カーボン、青、クラシック、藍色、紙、バイオレット、黄色と赤の 2 色パレット、緑とオレンジの 2 色パレット、青と緑の 2 色パレット、ピンクと藍色の 2 色パレットとなっています。

「モノクロ」は白黒を基調とした 3 色パレットのことで、スマホをスッキリとした外観にカスタマイズしたいときに選択します。また、赤~バイオレットは単色またはモノトーン調、それ以降は 2 色パレットを意味します。

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