スマホのリアカメラに保護フィルムやレンズプロテクターを貼るべき?それとも不要?

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スマートフォンを傷から保護する上で時々議論されることに背面のカメラレンズにも保護フィルムやプロテクターを貼るべきかどうかというものがあります。カメラにプロテクターを貼ると傷は付かなくなるものの、肝心の写真画質は低下し、ここが大いに悩むところです。カメラ用プロテクターは高価な商品ではないので、悩むくらいなら実際に買って試してみれば答えはすぐに出せると思いますが、その前の段階で悩んでいる方に向けて本記事で私の見解を述べさせていただきたいと思います。

個人的にはスマホのカメラにプロテクターを貼ることに賛成も反対もありません。画質の低下よりも傷が付くことを恐れるのであればプロテクターを貼ることで気分がかなり楽になりますし、スマホを売りに出す前提で使用しているならカメラにプロテクターを貼ることで多少は商品価値を高めることができます。このように目的がハッキリとしているなら貼ることへの決断は十分に尊重されるべきです。

現在市販されている多くのスマホのカメラには傷に強い強化ガラスが使用されているので、撮影に影響を及ぼすような目立つ傷が付くことは滅多にありません。私はこれまでに様々なスマホを使用しましたが、カメラレンズに目立つ傷が付いたのはたったの 2 台です。Pixel スマホに関しては初代モデルから使用していますが、どのモデルにもカメラに傷は付きませんでした。私なら画質を優先しますし、経験的にも傷は恐れていないので、基本的には貼らずにいます。

問題はプロテクターを貼るとどの程度画質が低下するのか、その深刻さだと思います。品質の高い商品を選び綺麗に貼ることができれば極端に画質が低下することはありませんが、カメラにフィルムやプロテクターを貼ることは窓越しに写真や動画を撮影する行為と等しいので、確実に画質が低下することは肝に銘じて置く必要があります。

画質低下の例としては、写真全体が白っぽくなったり変色する現象です。これは、カメラに入る光がプロテクターを通過する際に無駄に反射・散乱することが大きな要因となります。粗悪なプロテクターを使用すると上記のフレア現象も生じやすくなるので、可能な限り質の良い商品を選択すべきです。

画質低下の要因はこれだけではありません。続いては貼り方です。カメラレンズとプロテクターの隙間にチリやホコリが残ったままだと、それが空洞となりカメラに入る光を無駄に反射・散乱させ、画質に影響が出てきます。そのため、プロテクターを綺麗に貼るのは重要なことです。

空洞なく綺麗に貼れたとしても、プロテクターの角や縁で光が反射したり、LED フラッシュの光がわずかに突き出たプロテクター内部を通過してカメラに取り込まれ、それが原因で画質が低下することも考えられます。これはどうにも防ぎようがありません。

最後はプロテクターの経年劣化による画質の低下です。スマホを使い続けると指先の指紋や皮脂でプロテクター表面の腐食が生じたり、プロテクター表面をクロスで拭くと微細な傷が付く場合があり、それが画質を悪くする要因にもなります。プロテクターは貼りっぱなしにするのではなく定期的に新品と交換すべきでしょう。

まとめると、カメラレンズにフィルムやプロテクターを貼ると確実に画質が低下することを認識し、ケチらずに質の高い商品を選ぶ、貼る前にカメラレンズの汚れやチリを取り除く、ズレや歪みなく綺麗に貼る、定期的に交換することを心がけると、画質低下を最小限に抑えることができると思います。

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