Android 14からバッテリーの製造日・サイクル回数の表示に対応

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Android 14 QPR1 Beta 1 リリースよりスマホのバッテリー状態をより詳しくチェックできる「バッテリー情報」セクションがシステム設定メニュー内に追加されました。

バッテリー状態というと、国内キャリアの一部機種にはバッテリーの劣化度合いを簡易的に表示する機能がキャリア独自の機能として組み込まれていますが、これに似た機能が Android にも追加されたことになります。

Pixel スマホの場合、バッテリー情報セクションはシステム設定メニューの「デバイス情報」からアクセスできます。現在、このセクションにはバッテリーの製造日と「サイクル回数」の 2 項目が表示されます。

サイクル回数とは累計の充電回数のことです。リチウムイオン電池は充電を繰り返すと徐々に劣化し元の容量を維持できなくなります。一般的なスマホバッテリーの容量は充電を平均して 800 ~ 1,000 回繰り返すと元の 80% 以下まで低下すると言われているので、サイクル回数の表示はバッテリー劣化度合いを把握するのに役立つ指標となります。

上のスクショは 2023 年 5 月に購入した Pixel 7a の表示内容です。サイクル回数は 49 回となっていますが、これは明らかに Android 14 QPR1 Beta 1 をインストールしてからの充電回数ではありません。かといって開封時からの充電回数にしては少なすぎなので、もしかすると回数カウンターは USB プラグの抜き挿しではなく、一定の充電容量で上がる仕組み、つまり、実質的な充電回数なのかもしれません。

サイクル回数は中古スマホの状態チェックにも役立ちます。例えば、中古スマホを購入する際にサイクル回数が 100 回未満であればバッテリーは殆ど劣化していないと判断できますし、逆にサイクル回数が 500 回を超えているようなら、いくら外装状態が良好でも相当使い込まれた個体だと判断できます。

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