ほぼ全ての Android デバイスに搭載されている「パスワードマネージャー」が 12 月の Android Feature Drop においてッパスキーに対応した Web サイトの自動検出やパスワードからパスキーへのアップグレード処理に対応し、簡単にパスキー対応サイトを特定し、そのままパスキーを作成することが可能になりました。
パスキーはパスワードではなく、指紋認証や顔認証、PIN を使用して Web サイトにログインできるパスワードレスな認証システムです。パスワード入力が不要なので非常に便利ではあるものの、対応状況はサイトによって異なるためか対応サイトを特定するのは困難な状況でした。
ところが、最新のパスワードマネージャーでは Google アカウントに保存されたログイン情報のうち、パスキーに対応したサイトを自動的に検出してリスト化し、パスキー作成サイトへのリンクも提供するので、個別に調査することなくパスワードからパスキーを作成することができます。
上のスクショの例だと、Adobe のサイトが既にパスキーをサポートしていたことがパスワードマネージャーによって判明しました。そして、Adobe のパスワード情報を開き、画面右側に表示される「新しいウィンドウで開く」リンクをタップすると、Adobe アカウントのログインページが開きます。そして再度、Adobe サイトにログインすると、パスキーの作成を促すメッセージが表示されるので、あとは画面の指示に沿って操作すればパスキーを作成できます。
スクショによると、Adobe サイトの他にも、Yahoo! Japan や eBay もパスキーに対応していることがわかります。