Google は 8 月 8 日、通信アプリ「Google メッセージ」における RCS グループチャットがエンドツーエンドの暗号化メカニズムによって全て暗号化されるようになったことを正式に発表しました。
エンドツーエンドの暗号化とは、ネットでやり取りされるメッセージデータを暗号化し、チャットに参加したユーザーしか解読できないようにするセキュリティ機能です。暗号化されたデータはサービスを提供している Google ですら解読できず、会話の秘密がより強固に守られるようになります。
これまで暗号化は一対一の会話にだけ適用されており、グループチャットの方はしばらくベータ版アプリのみで利用可能でした。公式版アプリもグループチャットが暗号化されるようになり、これで全ての RCS 会話が暗号化されることになりました。
RCS は古くからの SMS や MMS に代わる次世代のメッセージサービスです。電話番号を宛先にして LINE のようにリッチなコミュニケーションが可能。機能も豊富で、メッセージの未読・既読、入力中のステータス表示に対応しており、会話では文字だけでなく、画像や動画、絵文字、スタンプ、位置情報、音声メッセージも送受信できます。
Google はまた、メッセージアプリにおいて RCS チャットがデフォルト ON になるよう仕様変更したことも明らかにしました。SIM カード入りスマホではメッセージアプリを起動するだけで RCS チャットを利用できます。
Source : Google サポート