バックグラウンドデータとは?Androidスマホの通信の仕組みと制限方法

バックグラウンドデータとは 携帯キャリア・通信サービス
バックグラウンドデータとは、アプリを開いていない状態・バックグラウンドでもアプリが自動的に行うモバイルデータ通信のことです。通知の受信・フィードの更新・データ同期などに使われます。 設定 → アプリ → アプリ名 → モバイルデータとWi-Fi → バックグラウンドデータ からアプリごとに制限できます。まずこの4項目を確認してください所要時間・約1分

  • バックグラウンドデータをオフにするとそのアプリを開いていない間はモバイルデータを使えなくなる。通知が届かなくなる場合がある
  • バックグラウンドデータはWi-Fi接続中にも発生する。モバイルデータ通信量を節約したい場合はモバイルデータのみ制限できる
  • 使っていないアプリのバックグラウンドデータを制限するとモバイルデータ通信量とバッテリーの節約になる
  • LINE・メールなど通知が重要なアプリはバックグラウンドデータをオンのままにしておく

Androidの通信管理の考え方を公式情報で確認したい方はこちら

  1. バックグラウンドデータとは
    1. バックグラウンドデータの基本的な意味
      1. アプリが画面に表示されていない状態で行う通信
    2. バックグラウンド通信の役割
      1. 通知やアプリ更新のための自動通信
  2. バックグラウンドデータでできること
    1. アプリの通知受信
      1. メッセージやメールの通知を受け取る
    2. アプリの自動更新
      1. 新しい情報を自動で取得する仕組み
  3. Androidでバックグラウンドデータを管理する方法
    1. 設定アプリからバックグラウンド通信を確認する
      1. 「ネットワークとインターネット」からデータ使用量を確認する
    2. アプリごとのバックグラウンドデータ設定
      1. 特定アプリの通信を制限する方法
  4. バックグラウンドデータを制限するメリット
    1. モバイルデータ通信量の節約
    2. バッテリー消費の軽減
  5. バックグラウンドデータ制限時の注意点
    1. 通知が届かなくなる可能性
    2. アプリの更新が遅れる場合
  6. バックグラウンドデータを節約するポイント
    1. Wi-Fi環境で通信する
    2. 不要なアプリの通信を制限する
  7. 実践メモ・アプリのバッテリー使用量からバックグラウンドデータが多いアプリを特定する・バックグラウンドデータとは何かもあわせて確認
  8. まとめ・バックグラウンドデータとはを理解してスマホ通信を管理する
    1. バックグラウンド通信の基本ポイント
    2. Androidスマホでのデータ通信管理方法
  9. よくある質問・FAQ
    1. Q. バックグラウンドデータとバックグラウンド通信は同じ意味ですか?
    2. Q. すべてのアプリのバックグラウンドデータを一括でオフにできますか?
    3. Q. バックグラウンドデータをオフにしてもLINEの通知は届きますか?
    4. Q. Wi-Fi接続中でもバックグラウンドデータは消費されますか?
    5. Q. バックグラウンドデータとアプリのバッテリーの最適化は何が違いますか?
    6. Q. モバイルデータ通信量が多いアプリをすぐに特定する方法はありますか?

バックグラウンドデータとは

バックグラウンドデータの基本的な意味

アプリが画面に表示されていない状態で行う通信

バックグラウンドデータとは、スマホでアプリを使っていない状態・バックグラウンドでもアプリが自動的にインターネット通信を行うことを指します。ユーザーがアプリを閉じてホーム画面に戻っていても、または画面を消しているときも、多くのアプリがバックグラウンドで通信し続けています。

  • アプリを操作中・フォアグラウンドの通信ではなく、アプリを使っていない状態での自動通信がバックグラウンドデータにあたる
  • ユーザーの意図に関わらずアプリが自動的に実行する通信であるため、気づかないうちにデータを消費している
  • Wi-Fiとモバイルデータ・キャリア回線の両方でバックグラウンドデータは発生する
  • Android では設定からアプリごとにバックグラウンドデータを制限できる

バックグラウンド通信の役割

通知やアプリ更新のための自動通信

バックグラウンドデータが行われる主な目的は以下のとおりです。

バックグラウンド通信の種類 具体例 必要性
プッシュ通知の受信 LINEのメッセージ着信・メールの受信通知 高い・通知を受け取るために必要
データの同期 GmailのメールをGoogleサーバーと同期・Googleカレンダーの予定更新 高い・最新情報を保つために必要
フィード・コンテンツの先読み SNSのタイムライン事前読み込み・ニュースアプリの記事取得 中程度・なくても使えるが表示が遅くなる
アプリのアップデート確認 Google PlayのアプリアップデートChェック 低い・Wi-Fiのみに設定可能
位置情報の送信 地図アプリ・配達アプリへの位置情報送信 アプリの機能次第・不要な場合は制限可

バックグラウンド処理の概念をあわせて確認したい場合はこちら

バックグラウンドデータでできること

アプリの通知受信

メッセージやメールの通知を受け取る

バックグラウンドデータの最も重要な役割がプッシュ通知の受信です。アプリを閉じている間でも、サーバーから新しいメッセージや通知が届いたときにスマホに知らせてくれます。

  • LINEのメッセージ通知・アプリを閉じた状態でも新着メッセージをリアルタイムで受け取れる
  • Gmailの新着メール通知・メールが届いたときに即座に通知を受け取れる
  • SNSのいいね・コメント通知・Instagramのいいね・X・Twitterのリプライなどを即時に受け取れる
  • ニュース・天気の速報通知・重要なニュースや気象警報を即時に受け取れる

アプリの自動更新

新しい情報を自動で取得する仕組み

バックグラウンドデータにより、アプリを開いた瞬間から最新情報が表示されます。

  • SNSのフィード先読み・SNSアプリを開いたとき最新のタイムラインがすぐに表示されるのはバックグラウンドで事前に読み込んでいるため
  • 天気アプリの自動更新・最新の天気情報をバックグラウンドで取得して常に最新の天気を表示
  • Google Playのアプリ自動アップデート・Wi-Fi設定に応じてバックグラウンドでアプリを自動更新
  • Googleフォトへの自動バックアップ・撮影した写真をバックグラウンドで自動アップロード

Androidでバックグラウンドデータを管理する方法

設定アプリからバックグラウンド通信を確認する

「ネットワークとインターネット」からデータ使用量を確認する

どのアプリがバックグラウンドでどのくらいのデータを使っているかを確認できます。

  1. 設定 を開く
  2. ネットワークとインターネットをタップする
  3. モバイルネットワーク →データ使用量をタップする
  4. アプリごとのデータ使用量の一覧が表示される。各アプリ名をタップするとバックグラウンドとフォアグラウンドの使用量を個別に確認できる

バックグラウンドデータの使用量が多いアプリを特定して、制限が必要かどうかを判断できます。

アプリごとのバックグラウンドデータ設定

特定アプリの通信を制限する方法

バックグラウンドデータが多いアプリや、通知が不要なアプリは個別に制限できます。

  1. 設定 → アプリ・またはアプリと通知・アプリ管理を開く
  2. 制限したいアプリ名をタップする
  3. モバイルデータとWi-Fi・またはデータ使用量・モバイルデータをタップする
  4. バックグラウンドデータのトグルをオフにする
  5. 確認ダイアログが表示された場合はOK・制限するをタップして完了

機種別のバックグラウンドデータ設定パスの目安:

機種 バックグラウンドデータ制限のパス・目安
Google Pixel 設定 → アプリ → アプリ名 → モバイルデータとWi-Fi → バックグラウンドデータ
Samsung Galaxy 設定 → アプリ → アプリ名 → モバイルデータ → バックグラウンドデータを許可
Sony Xperia 設定 → アプリ → アプリ名 → データ使用量 → バックグラウンドデータ・バージョンにより異なります
AQUOS・シャープ 設定 → アプリ → アプリ名 → データ使用量・機種により異なります

設定アプリの検索バーに制限したいアプリ名を入力して直接アプリ設定を開くと、パスを辿る手間が省けます。

バックグラウンドデータを制限するメリット

モバイルデータ通信量の節約

バックグラウンドデータを制限すると、使っていないアプリが無駄にモバイルデータを消費するのを防げます。特に次のようなアプリのバックグラウンドデータ制限が効果的です。

  • 使用頻度が低いSNSアプリ・あまり見ないSNSがタイムラインを自動更新し続けているのを止めることができる
  • ニュースアプリ・複数のニュースアプリをインストールしている場合、使っていないアプリを制限するとデータ節約になる
  • 動画・音楽アプリ・バックグラウンドでキャッシュを先読みするアプリは特にデータ消費が大きい
  • 月末にデータ残量が少なくなってきたときに不要なアプリを一括制限するとデータを大幅に節約できる

バッテリー消費の軽減

バックグラウンドデータは通信処理にCPU・ネットワークチップ・ラジオ・電波の送受信を使用するため、バックグラウンド通信が多いとバッテリーを消耗します。不要なアプリのバックグラウンドデータを制限することでバッテリーの持ちが改善する場合があります。

  • バックグラウンドデータが多いアプリを制限することでバッテリーの消耗を抑えられる
  • 設定 → バッテリー → アプリの電力使用量 でどのアプリがバッテリーを多く消費しているかを確認できる
  • 外出先でバッテリーが少ない状況では不要なアプリのバックグラウンドデータを一時的に制限すると有効

バックグラウンドデータ制限時の注意点

通知が届かなくなる可能性

  • 注意:バックグラウンドデータをオフにするとプッシュ通知が届かなくなるアプリがある。LINEのメッセージ通知・Gmailの新着通知・カレンダーのリマインダーなど重要な通知が来なくなる場合がある
  • 制限する前にこのアプリの通知は必要かを確認してから判断する
  • バックグラウンドデータをオフにした状態でそのアプリを開くと、その時点でデータが読み込まれて最新情報が表示される

アプリの更新が遅れる場合

  • バックグラウンドデータをオフにしたアプリは、開いた時点から読み込みが始まるためアプリ起動直後の表示が遅くなることがある
  • Googleドライブ・iCloud・写真バックアップなどのデータ同期アプリでは、バックグラウンドデータをオフにするとファイルが最新状態に保たれなくなる
  • アプリのセキュリティアップデートが自動適用されなくなる可能性がある。定期的にGoogle Playで手動確認することをおすすめする

バックグラウンドデータを節約するポイント

Wi-Fi環境で通信する

  • バックグラウンドデータはWi-Fi環境では制限なく通信できる。モバイルデータの節約を目的とするならモバイルデータのみ制限・設定を活用する・前述の手順でバックグラウンドデータをオフにするとWi-Fi・モバイルデータ両方が制限される場合と、モバイルデータのみ制限される場合がある。機種・設定を確認してください
  • Googleフォトのバックアップ・Google Playのアプリ更新・Spotifyのダウンロードなど大容量のバックグラウンド通信はWi-Fi環境で実行するように設定する
  • 自宅・職場のWi-Fiに接続している時間帯にバックグラウンド処理をまとめて実行させることでモバイルデータ消費を抑えられる

不要なアプリの通信を制限する

  • インストールしているが使っていないアプリ・削除するか、バックグラウンドデータを制限する。使っていないアプリがバックグラウンドで通信するのは純粋な無駄
  • SNS・ニュースアプリの数を絞る・同じカテゴリのアプリを複数インストールしていると、それぞれがバックグラウンドでデータを取得する。使うアプリを絞るだけでも節約になる
  • データセーバーとの組み合わせ・設定 → ネットワークとインターネット → データセーバー をオンにするとすべてのアプリのバックグラウンドモバイルデータを一括制限でき・重要なアプリは例外に追加する
読む  NFCとは?Androidスマホで使える機能と便利な活用方法を解説

バックグラウンドの意味と設定の実用ポイントをさらに確認したい方はこちら

実践メモ・アプリのバッテリー使用量からバックグラウンドデータが多いアプリを特定する・バックグラウンドデータとは何かもあわせて確認

バックグラウンドデータとは何かを把握する近道は、バックグラウンドで通信が多いアプリを効率よく見つけるためにバッテリー使用量を確認することです。バックグラウンドで多くの通信を行うアプリはバッテリー消費も大きい傾向があるため、バッテリー使用量ランキングの上位にいるアプリがバックグラウンドデータの主な原因であることが多いです。
手順

  1. 設定 → バッテリー を開く
  2. 「バッテリー使用量」またはアプリの電力使用量をタップする
  3. バッテリー消費量が多いアプリが上位に表示される
  4. 上位のアプリで頻繁に使っていないにもかかわらず使用量が多いアプリを確認する
  5. そのアプリの設定・設定 → アプリ → アプリ名 → モバイルデータとWi-Fi → バックグラウンドデータからバックグラウンドデータを制限する

この方法でバックグラウンドデータとバッテリーの両方を効率よく節約できます。データ使用量の確認・設定 → ネットワーク → データ使用量とあわせて両方のアプリのランキングを比較すると、より正確に通信量の多いアプリを特定できます。

まとめ・バックグラウンドデータとはを理解してスマホ通信を管理する

バックグラウンド通信の基本ポイント

  • バックグラウンドデータとは・アプリを開いていない状態でアプリが自動的に行う通信。通知受信・データ同期・コンテンツの先読みなどに使われる
  • 制限の影響・バックグラウンドデータをオフにするとそのアプリの通知が届かなくなる場合がある。重要なアプリはオンのままにしておく
  • 節約効果・使っていないアプリのバックグラウンドデータを制限するとモバイルデータ通信量とバッテリーの節約になる
  • データセーバーとの違い・データセーバーはすべてのアプリに一括適用。バックグラウンドデータの制限は個別アプリに設定

Androidスマホでのデータ通信管理方法

    • バックグラウンドデータの多いアプリを特定設定 → ネットワーク → データ使用量 でアプリ別の使用量を確認する
    • 個別制限・設定 → アプリ → アプリ名 → モバイルデータとWi-Fi → バックグラウンドデータ でアプリごとに制限する
    • 一括制限にはデータセーバーを活用・月末のデータ残量が少ないときはデータセーバーで一括制限してLINEなど重要アプリだけ例外に追加する
    • 大容量通信はWi-Fiで・バックアップ・アプリ更新・動画キャッシュはWi-Fi環境で実行するよう各アプリを設定する

よくある質問・FAQ

Q. バックグラウンドデータとバックグラウンド通信は同じ意味ですか?

基本的に同じ意味です。バックグラウンドデータはAndroidの設定画面での用語で、アプリがバックグラウンドで消費するモバイルデータ・またはWi-Fi通信のことを指します。バックグラウンド通信はより広い意味でバックグラウンドでのネットワーク通信全般を指す表現として使われることが多いですが、内容は同じです。

Q. すべてのアプリのバックグラウンドデータを一括でオフにできますか?

一括でオフにする方法としてはデータセーバーが最も手軽です。設定 → ネットワークとインターネット → データセーバー をオンにすると、例外リストに追加したアプリ以外のすべてのバックグラウンドモバイルデータを一括で制限できます。LINEやGmailなど重要なアプリはデータセーバーの「データの制限なし」リストに追加してください。

Q. バックグラウンドデータをオフにしてもLINEの通知は届きますか?

LINEのバックグラウンドデータをオフにすると、LINEのメッセージ通知がリアルタイムで届かなくなる可能性があります。LINEアプリを開いたときに初めてメッセージが受信されます。LINEの通知を受け取り続けたい場合はバックグラウンドデータをオフにしないでください。どうしても制限したい場合はLINEのみデータセーバーの例外に追加する方法をおすすめします。

Q. Wi-Fi接続中でもバックグラウンドデータは消費されますか?

はい、Wi-Fi接続中でもバックグラウンドデータは発生します。ただしWi-Fiでの通信はモバイルデータ通信量に含まれないため、Wi-Fi接続中のバックグラウンド通信はキャリアの契約上のギガ数を消費しません。モバイルデータの節約が目的の場合はWi-Fi接続中のバックグラウンドデータを制限しても意味がありません。スマホの設定によってはモバイルデータのみ制限・Wi-Fiも含めて制限の2パターンを選べます。

Q. バックグラウンドデータとアプリのバッテリーの最適化は何が違いますか?

バックグラウンドデータはアプリのネットワーク(通信)の制限を設定するものです。一方、バッテリーの最適化・設定 → アプリ → アプリ名 → バッテリーはアプリのCPU処理・動作全般を制限する設定です。バッテリーの最適化をオンにするとアプリのバックグラウンド処理・通信を含むが制限され、通知が遅延することがあります。両方を組み合わせると節約効果が高まりますが、通知が届かなくなるリスクも高まります。重要なアプリは両方ともオフ・制限しない・に設定してください。

Q. モバイルデータ通信量が多いアプリをすぐに特定する方法はありますか?

はい、あります。設定 → ネットワークとインターネット → モバイルネットワーク → データ使用量 を開くと、当月のアプリ別のモバイルデータ使用量が一覧で確認できます。各アプリをタップするとフォアグラウンド・使用中とバックグラウンドの内訳も表示されるため、バックグラウンド使用量が多いアプリを特定してピンポイントで制限することができます。

 

バックグラウンドデータという用語の別分野での使われ方も確認したい場合はこちら

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