Google は、7 月 12 日、Android 14 の新しいベータ版となる Android 14 Beta 4 をリリースしました。Pixel デバイスを Android ベータプログラムに登録している方を対象にアップデート用のファームウェア（UPB4.230623.005）が OTA 配信されています。
前回までの Beta 3.x からメジャーバージョンが上げられており、今回の Beta 4 は少し規模の大きな更新となります。公表された変更内容は毎回のごとく、「安定性やパフォマンス、バッテリー寿命の向上とバグの修正」ですが、前回から大きく変わる点として、Beta 4 は、アプリ開発者が Android 14 の正式リリースに向けてのアプリの最終調整を行えるようにソフトウェアの完成度が向上していることが挙げられます。互換性を確かめるための CTS テストには実施されていませんが、その予備テストには合格しており、Beta 4 は開発者にとっては安定したプレリリースバージョンとなります。
もう一つの重要なこと。それは、Beta 3.x が最新だった頃に発売された Google Pixel Tablet と Google Pixel Fold も Beta 4 から Android ベータプログラムのサポート対象に含まれるようになったことです。
以下は Android 14 Beta 4 における主な変更点です。
● デバイスが再起動されるまで、通知が表示されなくなり、クイック設定タイルが動作しなくなるシステムの問題を修正
● 画面がロックされている場合、またはアプリがバックグラウンドにある場合に、VoIP アプリが音声の録音を停止することがあるシステムの問題を修正
● デバイスを常時表示モードからロック画面に移行するときに、現在再生中の曲のタイトルが突然消えたり、他の情報に置き換えられたりする問題を修正
● デバイスの充電を妨げたり、デバイスの充電は許可しても、接続されている充電ケーブルまたはアクセサリに問題があると誤って報告される場合がある問題を修正
● Android System Intelligence サービスがクラッシュすることがあるシステムの問題を修正
Source : Android Developers
