Google は先日、非アクティブな Google アカウントの有効期間を 2 年間に変更する発表を行いましたが、この変更を 7 月 29 日より適用し、2023 年 12 月 1 日より非アクティブな Google アカウントの削除を開始すると発表しました。Google アカウントは全ての Android デバイスの運用に欠かせないサービスの筆頭でもあるため、Android ユーザーにおいては、規定変更の意味と非アクティブと見なされないようにするための対処法を把握しておく必要があります。
非アクティブな Google アカウントとは、2 年以内に Google にログインされなかった、または Google サービスを一度も使われなかったアカウントを指します。つまり、使われず放置された Google アカウントのことで、サブで作成したアカウントは非アクティブになりがちです。
Google が非アクティブな Google アカウントを削除する理由は色々とありますが、基本的にはセキュリティ対策の為です。その代表的なものとしては、Google アカウントの乗っ取り防止と個人情報の流出防止です。非アクティブな Google アカウントは 2 段階認証やパスキーなどの追加のセキュリティ機能が設定されていないことが多く、そうした Google アカウントは不正アクスに対して脆弱です。Google アカウントが乗っ取られると、個人情報流出の危険性が増すだけでなく、サイバー攻撃の踏み台にされる可能性もあるため、Google は、使われていない Google アカウントを削除することでこうした問題の発生を抑制しています。
Google アカウントが非アクティブとならない為の最も簡単な対処法は 2 年以内に Google にログインすることです。しかし、ログイン中でも 2 年の間に Google サービスが一度も使用されなければ非アクティブと見なされるので、ログイン中の場合は以下に示す操作を行うことで非アクティブとは見なされないようになります。
● Gmail で Eメールを読んだり送信する
● Google ドライブの使用
● YouTube 動画を観る
● Google Play ストアでアプリをダウンロードする
● Google 検索を使用する
● 「Google でログイン」を使用してサードパーティのアプリまたはサービスにサインインする
Google アカウントだけでなく、Google フォトのライブラリを維持するにも 2 年以内に Google フォトにログインする必要があるのでご注意ください。ライブラリとはバックアップした写真や動画の保存先のことで、Google フォトアプリを開くとトップに表示される画面です。
非アクティブな Google アカウントの削除は今年 12 月より始まりますが、これは、12 月 1 日の時点で非アクティブな状態（2 年間全く使われていない状態）の Google アカウントが対象になるということなので、もし、使っていない Google アカウントをお持ちなら念のために 12 月までの間に一度ログインしておくことをおすすめします。
Source : Google
