Google Chrome ブラウザの Android 版に過去の閲覧履歴を簡単に削除できる新しいオプション機能が追加されました。
新機能は、Chrome アプリ右上の 3 点アイコンをタップすると表示されるメニューリストの上から 4 番目の「閲覧履歴データの削除」のことです。Chrome Beta 版ではたびたび有効・無効が切り替わっていましたが、ついに Chrome 安定版にも現れるようになりました。
この機能の導入により、今開いている Web ページを離れることなく指定した期間の閲覧履歴（開いたタブ、Cookie、キャッシュ等）をワンタッチで削除できます。削除期間のデフォルトは過去 15 分間ですが、過去 1 時間、24 時間、7 日間、4 週間、全期間に変更することもできます。
Chrome を使用してサイトにアクセスすると、アクセスしたサイトや Cookie などの情報が Google アカウントやスマホに逐次保存されていきます。閲覧履歴が残っていると、ログイン状態が維持され、どこまで閲覧したのかも記録され閲覧を再開しやすいなどサイトの利便性は向上しますが、その反面、サイトからの追跡を許したり、スマホが勝手に使われるとマイページを勝手に見られ個人情報が漏れることもあります。セキュリティーやプライバシーの保護を重視する場合は閲覧履歴を定期的に削除するのが望ましく、そのような場面で今回の新オプションは役に立ちます。閲覧履歴をこまめに削除すればシークレットタブのような形で Web ブラウジングできます。
「Chrome」（Google Play）
