お出かけやイベントで大量に写真を撮影する予定なら、本記事で紹介する Android の「アプリ固定」機能を活用してスマホをデジカメ化すると、絶好のシャッターチャンスが訪れたときにスマホの準備が間に合わず撮影できなかったなどの失敗を防ぐことができます。
「デジカメ化」とは、普通のデジカメのようにスイッチ一つで撮影状態になることを指し、これは「アプリ固定」を利用すると再現できます。スマホの場合はアプリ固定で電源ボタンを一回押すだけですぐに撮影可能状態になります。
アプリ固定は古くから Android に備わっている標準機能で、メーカーごとに設定方法に若干の違いはありますが、ほぼ全ての Android スマホで利用できます。
アプリの固定方法は、まず、システム設定メニューから「セキュリティとプライバシー」 → 「その他のセキュリティとプライバシー」 → 「アプリ固定」に進み、スイッチを ON にして有効化します。
そして実際にカメラアプリを固定するにはイベント開始前などに一度カメラアプリを起動し、その後、アプリの履歴画面を開きます。カメラアプリのアイコンをタップしてオプションメニューから「固定」を選択します。最後に確認画面が表示されるので必ず「OK」ボタンをタップします。
一旦カメラアプリが固定されると解除するまでずっと画面の表示はカメラビューファインダーを維持します。電源ボタンを押すと画面は消灯しロックされますが、再度、電源ボタンを押すとすぐさまカメラアプリが表示されスタンバイ状態になります。動作内容はまさにデジカメです。これは、電源ボタンを 2 回押して起動したり、ロック画面のカメラショートカットを使用するよりも速く確実にカメラを起動できる方法とも言えます。
イベント終了後に固定を解除するには、カメラアプリを下端から上にスワイプして画面中央を長押しし、ロック画面の PIN を入力すると解除されます。
