Google Meet を利用した音声通話に通話料は一切発生しないので、お金のかかる通常の音声通話の代わりに Meet 通話を利用しているスマートフォンユーザーはけっこう多いと思います。無料の Meet 通話はスマホだけでなく、Nest スピーカーでも可能なので、家事や炊事、PC 作業中などの手が塞がっている状態でも Nest スピーカーを使用すればほぼ完全にハンズフリーで通話できて便利です。本記事では、Nest スピーカーで Meet 通話をセットアップする手順と実際の使い方を解説します。
Nest スピーカーで Meet 通話のセットアップが完了すると、Nest スピーカーへの音声操作でスマホ電話帳の相手に電話を発信したり、逆に、Meet を利用している他人から着信を受けることができます。電話の着信と発信のどちらにも対応しているのでほぼ完璧にスマホの通話機能を代用できます。ただし、Meet 通話を利用できるのは双方ともに Google Meet のセットアップが完了していることが条件です。
1. Google Meet のセットアップが完了していない場合、まずは、Google Meet に携帯番号を紐づける必要があります。この作業は Google Meet の初回起動時の案内に沿って操作すると完了しますが、それ以外では、Meet アプリの設定メニューを開き、「通話設定」 → 「通話用アカウント」に進み、現在スマホで使用中の携帯番号を使って SMS 認証を行うと紐づけされます。
2. ここからは Nest スピーカーの設定です。今度は Google Home アプリを開き、Nest スピーカーの設定メニューから「音声通話」に進み、Google Meet アカウントを Nest スピーカーにリンクさせます。
3. 最後に、Google Home アプリで Nest スピーカーの設定メニューを開き、「認識と共有」 → 「Voice Match」に進み、Nest スピーカーで Voice Match を使用できる状態にします。この設定を行わないと「OK, Google ◯◯に電話をかけて」といった音声コマンドに応答しません。
以上、大きく 3 つの設定が完了すると晴れて Nest スピーカーでも通話が可能になります。電話を発信するときは、「OK, Google ◯◯に電話をかけて」と指示します。◯◯ の部分は相手の名前、ニックネーム、家族等の呼称（お父さんや上司など）に対応しています。
一方、Meet 通話を受信したときには、「OK, Google 電話に出て」や「OK, Google 応答して」と声で指示するか、Nest スピーカー上部のタッチセンサーを一度タップすれば電話に出られます。
最後に、こちらの記事でも解説しているように、通話相手のニックネームを連絡先に追加したり、Google アシスタント設定の「家族や友だち」に通話相手を登録すると、発信時に様々な呼び方で電話をかけられるようになります。
