YouTube をご利用の皆さんは YouTube の履歴をどのように管理していますでしょうか? 私もそうですが、多くの方が「全く何もしていない」や「ノータッチ」だと答えると思います。履歴は YouTube を個人用にカスタマイズするのに活用されるデータなので、基本的に履歴を削除したり設定を変更する必要はありませんが、管理の仕方によっては YouTube のカスタマイズを最新の状態に保てるなどのメリットがあります。最近、YouTube アプリが更新され、履歴の自動削除や履歴の表示に認証を設定できたりと機能も拡充されたので、この機会に YouTube の履歴の管理方法を見直してみてはいかがでしょうか。
説明に入る前にまず用語の説明から。アプリ上の「履歴」とは視聴履歴、検索履歴、評価・コメント・チャット、チャンネル登録、非表示設定の総称であり、これらの操作はアプリでは「アクティビティ」と呼ばれています。履歴 = アクティビティと考えて問題ありません。
視聴履歴の自動削除が可能
YouTube では残す履歴の期間を絞ることができ、指定した期間より前の履歴を自動的に削除することもできます。
残す履歴を絞ると、最近視聴した動画やチャンネルのみ中断した箇所から再生したり、おすすめ動画の提案などパーソナライズに使用されるデータを最近のものに絞ることで、YouTube のカスタマイズを最新化できます。
履歴の自動削除機能はデフォルト OFF の設定です。ON にするには、アプリの設定を開き、「すべての履歴を管理」 → 「自動削除(オフ)」を選択し、「次の期間が経過した・・・」を選択状態にして期間を選び「次へ」をタップ。内容を確認して「決定」ボタンをタップして設定を保存します。
保存期間は、3 ヶ月、18 ヶ月、36 ヶ月の中から選択することができ、設定した期間を経過するとそれ以前の履歴がアカウントから自動的に削除されます。期間の選択は個人の判断によりますが、私は 1 年前に視聴した動画なら未視聴の動画として再度表示されても構わないので、保存期間を 18 ヶ月に設定しています。
履歴の表示に認証を設定できる
履歴・アクティビティはれっきとした個人情報なので、他人から勝手に見られるのは何かと困ります。YouTube には履歴の表示に認証を設定することができ、このオプションを有効にすると勝手に覗かれる心配がなくなります。
認証の設定方法は、前セクションと同じ画面で「マイアクティビティの認証を管理」をタップし、「追加の認証を必要とする」を選択状態にして「保存」をタップします。
以上でアクティビティの閲覧は制限できますが、視聴履歴だけは通常の「再生履歴」に表示されるので、全てのアクティビティの閲覧を制限できるわけではありません。
各操作の履歴をタイプ別に管理できる
新しい履歴管理画面では、動画に付けた高評価・低評価、コメント、チャットへの投稿、チャンネル登録・解除、非表示などのアクティビティを項目別に管理することができ、あとから操作内容を見直すことができます。
各アクティビティの表示方法は、「すべての履歴を管理」画面で「操作」タブをタップします。タイプ別に操作履歴が表示されるので、確認したいタイプを選択すると操作内容が一覧表示されます。
保存する履歴のタイプをカスタマイズできる
YouTube では履歴に残すデータを予め選択することができ、不要な情報を最初から履歴に残さないように保存方法をカスタマイズすることもできます。
設定変更の方法は、「すべての履歴を管理」画面から「管理」タブをタップし、「サブ設定」の中から履歴に残さないタイプのチェックを外します。殆どの方にとってここでのカスタマイズは不要だと思いますが、例えば、検索したキーワードを常に残したくないときは「Youtube の検索履歴を含める」からチェックを外すと、その後の YouTube に検索は保存されなくなります(過去の検索履歴は残るので、削除したい場合は手動で削除する必要があります。)。