OPPO、Android 14ベースの新ファームウェア「ColorOS 14」を公開

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2023 年 11 月 16 日、中国のスマホメーカー OPPO は自社開発のカスタム Android OS “ColorOS” のメジャーアップデート版となる Color OS 14 を発表しました。

ColorOS 14 は、Android 14 に基づく新ファームウェアで、同時期に発表された OPPO Reno 11 シリーズに初めてプリインストールされました。他にも、OPPO Find X6 / X6 Pro、Find N2 / N2 Flip、OnePlus 11、Reno 9 Pro の中国版も第一弾のアップデート対象デバイスとなっています。一方、グローバルモデルに関してはまず Find N2 Flip が最初にアップデートを受信する予定です。

ColorOS 14 の主な特徴

注目すべき新機能の一つがオンデバイス AI を活用した機能です。「スマートイメージマッチング」を利用すると、写真や視聴中の動画から人物やペットなどのオブジェクトを抽出し、クリップボードにコピーして簡単に再利用できます。また、「スマートタッチ」を利用すると画面上のテキスト、画像、動画を簡単なドラッグ操作で選択でき、それらを別のファイルにまとめることができます。

OPPO は 2021 年より OnePlus と提携しており、ColorOS と OxygenOS の統合計画を進めています。ColorOS 14 ではさらに統合が進められ、OxygenOS の水をモチーフにしたアクアモフィックデザインが ColorOS 14 のメインテーマとなった他、水をモチーフにした新しい着信音・通知音・アラーム音も追加されています。

ColorOS 14 ではデバイス連携機能も強化されており、例えば、「ポータブルワークベンチ」を利用すると、同じ個人アカウントでログインした他の OPPO デバイスからスマホ内のファイルを検索・表示・編集・共有することができます。関連して、ColorOS にも「Windows にリンク」が実装され、Windows PC との相互連携が可能になりました。

ColorOS 14 では CPU・RAM・ストレージといったシステムリソースの管理を担当する独自の Trinity エンジンが改良されており、ColorOS 13 よりもアプリ動作時の滑らかさが向上した他、アプリやファイルを圧縮する機能により、ストレージの消費量が従来よりも最大 20GB 削減され、アプリの実行状態を 72 時間維持できるようアプリの RAM 管理機能も改良されました。関連して、使用状況に基づきバッテリーの充電電流を最適化してバッテリー劣化を遅らせる「スマート充電」なども追加されています。

OPPO の発表によれば、ColorOS 14 は現時点で 52 機種に配信される予定。機種ごとのアップデート時期は公表されていませんが、この 1 ~ 2 年の間に発売された機種は殆どアップデートされると予想されます。

Source : OPPO

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