Androidスマホの通信速度をスマホ側で制限する方法、格安SIMなどの通信費の節約に役立つかも

HOW TO

Android 14 にはインターネットのダウンロード速度をスマホ側で制限できる機能があります。これを活用すると携帯回線のデータ消費量を削減でき、例えば、スマホで段階的に料金が上がる通信プランを契約中の場合はプランの上限突破を遅らせることができこれは通信費の節約に繋がります。高速・大容量・無制限のインターネット利用が当たり前の現代において時代と逆行する使い方かもしれませんが、ダウンロード速度を制限して可能な限り通信費を抑えたいという方は機能を試し効果を確かめてみてはいかがでしょうか。

みなさんを期待させないように先に明らかにしておきますが、本記事で紹介する機能は「開発者向けオプション」の一つであり、一般ユーザー向けではありません。また、機能を有効にすると Wi-Fi も制限されるので、少し使いづらい機能でもあります。

それでは早速、スマホの通信速度を制限する方法を紹介します。Android 14 には開発者向けオプションの中に「ネットワークダウンロード速度制限」という項目があり、通常は「制限なし」の設定ですが、これを、128kbps、256kbps、1Mbps、5Mbps、15Mbps のどれかに変更すると指定した通信速度を上限にしてダウンロード(受信時)速度を制限できます。アップロード(送信時)は制限されません。

1Mbps の設定でスピードテストを実施したところ、概ね仕様通り速度が制限されました。動作に問題はなさそうです。

速度制限の設定を色々と変えながら機能の実用性を確かめてみましたが、例えば YouTube の場合、速度を制限することで画質オプション設定も自動的に最低画質(144p)に下げられました。無駄な通信を生じさせないという観点では多少の節約効果を期待できそうです。ただやはり、ネット動画の快適視聴を維持するなら 1Mbps 以上には設定すべきでしょう。

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