Xiaomi 14 登場、アップグレードされたライカトリプルカメラや新システム「HyperOS」を初めて搭載

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Xiaomi は 10 月 26 日、2024 年に向けた新しいフラッグシップスマホ「Xiaomi 14」および「Xiaomi 14 Pro」を発表しました。Xiaomi 14 シリーズの中国版が 11 月最初の週より販売されており、グローバルモデルの登場は 2024 年初頭の予定です。参考までに中国版の価格は、Xiaomi 14 が 3,999 元(約 82,000 円)~、Xiaomi 14 Pro が 4,999 元(約 102,000 円)~となっています。

Xiaomi 14 シリーズは Qualcomm の最新チップ Snapdragon 8 Gen 3 を初めて搭載した他、大口径の Leica Summilux レンズとカスタム設計の CMOS イメージセンサー、Android ベースの新システム「Xiaomi HyperOS」を初めて搭載するなど、初物づくしの内容となっており、これまでの Xiaomi シリーズと一線を画すアップグレード内容となっています。Xiaomi 14 は新世代の Xiaomi スマホといっても過言ではありません。

Xiaomi 14 は 6.36 インチ画面の小型・標準モデルで、Xiaomi 14 Pro は 6.73 インチ画面の大型・高性能モデル。どちらも、3,000nits のピーク輝度を誇る超明るいディスプレイ、Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサ、カスタム設計された独自のイメージセンサーを搭載しています。

Xiaomi 14 Pro

スマホ本体は金属フレームとガラスパネルで構成されており、外観は前作から殆ど変化していませんが、ベゼルはよりスリムになり、また、前面・背面の各辺に同一曲率半径の丸みが付けられ持ちやすさが改善しています。筐体サイズは 161.4 x 75.3 x 8.49mm、質量は 223g(ガラス版) / 230g(チタン版)。16GB RAM + 1TB モデルはチタンボディを採用しています。

ガラスパネルには独自の Xiaomi ドラゴンクリスタルガラスが使用され、強度、耐摩耗性、落下耐衝撃性が向上したとされています。

内部的には、360 度方向のオーディオ録音を可能にする 4 つのマイク、Dolby Atmos 対応のステレオスピーカー、Xiaomi と青果未来研究所が共同開発した大型強振動のリニアモーターが搭載されており、Xiaomi 14 シリーズはどちらも IP68 レベルの防塵・防水に対応します。

ディスプレイは “Full Depth マイクロ曲面スクリーン” と呼ばれる 6.73 インチ 3,200 x 1,440 の AMOLED で、12bit の色深度、1 ~ 120Hz のアダプティブリフレッシュレート、3,000nits の局所的なピーク輝度、HDR Vivid / HDR10+ / Dolby Vision の HDR フォーマットに対応し、ディスプレイ内部に指紋リーダーが搭載されています。

Xiaomi 13 は現在入手可能な唯一の Snapdragon 8 Gen 3 スマホで、こちらの記事で解説しているように性能と電力効率が大幅に向上しています。メモリは最大 16GB LPDDR5X、ストレージは最大 1TB UFS 4.0。熱対策の為に Xiaomi リング型冷却ポンプを導入。これは、従来の VC の最大 3 倍の熱伝導率を持ち、スマホ中心部分の熱を効率的に拡散させます。

Xiaomi 14 Pro で最も注目すべき点が新しい Leica トリプルカメラです。特にメインカメラは F1.42 スタート且つ可変絞りに対応した新しい Leica Summilux レンズと、「Light Hunter 900」と呼ばれる独自開発の CMOS イメージセンサーで構成されており、イメージングの分野においてさらに独自色を強めています。カメラ構成は次の通り。

メインカメラ : 50MP LH900 1/1.31 型 2.4μm、F1.42 ~ F4.0 換算 23mm、OIS
望遠カメラ : 50MP、F2.0 換算 75mm、OIS
超広角カメラ : 50MP、F2.2 換算 14mm

メインカメラの Summilux レンズは 換算 23mm 相当の焦点距離を持ち、F1.42 ~ F4.0 の絞り値をサポート。絞りは 10 段階で調節できますが、オートモードの場合は 1,024 段階で絞り値が制御されるとのことです。さらに、この中で使用される 7P 非球面レンズは ALD 超低反射コーティングやスピンコーティング IR フィルターによってレンズ全体の品質も向上しています。

メインカメラのイメージセンサーは 2.4μm と大きな画素ピッチを持つ 50MP 1/1.31 型 CMOS で、13.5EV という広いダイナミックレンジを持つとされています。

また、望遠カメラにはフローティングフォーカスモジュールが装備されたことで、最短 10cm の望遠マクロ撮影が可能になりました。超広角カメラでは最短 5cm のマクロ撮影も可能です。

機能の面では、8K 30fps 録画に対応したことは率直に喜ばしいことでしょう。4K は依然として 60fps 止まりで 120fps 記録には対応していません。動画機能についてはさらに撮影中に被写体を検出して追尾し、フォーカス位置と被写界深度をスムーズに調節できるビデオモードも追加されています。

また、Xiaomi イメージングブレインと呼ばれる仕組みが導入され、カメラの起動速度、写真の撮影速度、低照度撮影時のパフォーマンスなど、カメラの基礎的なアーキテクチャが最適化され全体的な動きが高速化しました。これにより、わずか 0.8 秒で写真を撮影でき、ストリートスナップの撮影に役立つ Leica プロフェッショナルストリートフォトモードも追加されました。

Xiaomi 14 Pro のバッテリーは 4,880mAh で、120W の急速充電と 50W のワイヤレス充電に対応。新たに ThePaper 電力制御チップが導入され、USB 充電なら 18 分で、ワイヤレス充電なら 40 分間という従来よりも短い時間でバッテリーをフル充電できるようになりました。

他にも、Wi-Fi 7 や Bluetooth 5.4、NFC、Nano SIM x2 Dual SIM などにも対応しています。

Xiaomi 14

Xiaomi 14 Pro と大きく変わるのは、ディスプレイ・筐体サイズ、メモリ・ストレージ構成、カラバリといった部分で、その他のスペックに大きな差はありません。基本的なスペックや機能は Xiaomi 14 Pro と共通と思って良いでしょう。

ディスプレイは 6.36 インチ 2,670 x 1,200 の AMOLED で、12bit 色深度、1 ~ 120Hz のアダプティブリフレッシュレート、3,000nits のピーク輝度に対応しています。

SoC は Snapdragon 8 Gen 3 で、メモリは最大 16GB、ストレージは最大 1TB ですが、Xiaomi 14 の RAM は 8GB スタートとなっています。

リアカメラは Leica トリプルカメラですが、メインカメラのレンズは可変絞りには対応しておらず、F1.6 固定となっています。

バッテリー容量は 4,610mAh となっており、USB 充電の性能は最大 90W に抑えられています。ワイヤレス充電は 50W のままです。

筐体サイズは、152.8 x 71.6 x 8.20mm、質量は 193g(ガラス版) / 188g(レザー版)となっています。

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