AirDroid の提供元 Sand Studio が Web ブラウザに対してスマホやタブレット、PC の画面をワイヤレスミラーリングできる新サービス「AirDroid Cast Web」をリリースしました。
通常、AirDroid Cast を利用してミラーリングするには、ミラーリング元・ミラーリング先のどちらにも専用アプリをインストールする必要がありますが、ミラーリング先の Web ブラウザから AirDroid Cast Web（https://www.airdroid.com/ja/cast/cast-to-browser/）にアクセスすればアプリ不要でミラーリングされた映像を受信できるようになります。
▲ Pixel 8 の画面をiMacにミラーリングしたときの表示例
上図はスマホと PC のペアで利用した例ですが、AirDroid Cast には Android TV 版も配信されているので、Android TV の画面映像を PC 画面にミラーリングすることもできます。
AirDroid Cast は機能も充実しており、単純にスマホ画面をミラーリングできるだけでなく、スマホのオーディオとマイク入力もミラーリング先に出力できるので、リモートでの講義やレッスン、プレゼンテーションにも活用できます。見方を変えると AirDroid Cast Web は一対一で繋がるパーソナルライブ配信アプリとしても利用できます。
AirDroid Cast Web の使い方は簡単です。まず、Web ブラウザで上記リンクにアクセスし、「無料で試す」をクリックします。すると、ペアリング用の QR コードや 9 桁のキャストコードが表示されるので、キャストコードをスマホ側の AirDroid Cast アプリに入力して「キャストを開始」ボタンをタップします。最後に、Web ブラウザ上にアクセス許可を求めるポップアップが表示されるので、「許可」ボタンをクリックすると接続は完了です。
実際に AirDroid Cast Web を LAN 環境で試しましたが、映像の遅延は平均 1 秒未満と短く、映像の再生も非常に安定していました。それは、プロ野球中継をストレスなく視聴できたほどです。さらに、AirDroid Cast は 60fps 出力をサポートしており、フレームレートを上げるとミラーリング映像は超なめらかに再生されます。とても実用的な Web ツールです。いつでも利用できるようブックマーク登録を推奨します。
