Apple iMessage を始めとした多くのメッセージサービスを一台のスマホで統合的に管理できる「Beeper」アプリの提供元が「Beeper Mini」と呼ばれる iMessage に機能を限定したスピンオフバージョンをリリースしました。Apple 非公式アプリですが、待望の Android 用 iMessage クライアントが登場したことになります。
Beeper Mini を使用すると、Android スマホでアクティブな SIM カードの電話番号を利用して iMessage を使う iPhone ユーザーとメッセージを交換できるようになります。
Android 用 iMessage クライアントに関する最近の話題としては、先月、Nothing が独自の iMessage クライアントをリリースしましたが、直後にセキュリティ上の問題が指摘されリリースから 1 日も経たずして配信停止となる事態が起きました。その点、Beeper Mini は FAQ を読む限り、Nothing Chat で問題視されていたリモートの Mac クライアントを経由する仕様ではなく当事者以外にメッセージが読まれることはないとされているので安心して使用できそうです。
Beeper Mini を使い始めるには Google Play ストアからアプリをインストールして Google アカウントでログインします。Beeper のように順番待ちはありません。すぐに始められます。
ログイン後はユーザー名やプロフィール画像を設定し、Apple ID にログインして電話番号を登録すると準備は完了です。これが済むと iPhone ユーザーとの会話が取り込まれバブルが青に切り替わります。
Beeper Mini はリリース初期ということでアプリはまだ開発中とされていますが、現行版でも iPhone ユーザーだけのチャットグループに参加することもできますし、アプリはエンドツーエンドの暗号化やフルサイズの写真・動画の転送もサポートしています。
Beeper Mini を継続的に使用するには月額 300 円のサブスク登録が必要です。初回 7 日間の無料トライアルが提供されているので無料で試すことはできます。
「Beeper Mini」(Google Play)