Androidデバイスのストレージ空き領域を広げる5つの方法を解説

HOW TO

Android デバイスを長く使っていると、いつの間にか内蔵ストレージの空き容量が減ってしまい、それが逼迫した状態であれば、写真や動画を撮影できない、アプリを追加できないなどの不便が生じるようになります。そこで本記事では、Android デバイスの標準機能を利用して簡単にストレージの空き領域を広げる為の Tips を紹介します。

当然のことながら、ストレージ容量は機種やモデルごとに決まっており、仕様以上に増えることはありません。そのため、空き領域を広げるということは、すなわち、不要なデータを削除することを意味します。本記事で紹介する Tips も不要データを削除する行為であり、以下、効果の高い順に削除する項目を記しました。

容量の大きなバックアップ済み動画ファイルの削除

単純ですが、最も効果の高い削除対象は容量の大きい動画ファイルです。特に 4K・8K 動画の場合、1 ファイルあたりの容量は数百 MB から 数 GB にもなり、これらを削除すると大幅にストレージの空き領域を広げられます。普段、動画を撮影しない方にとっては意味無しの対策です。

ただし、バックアップを取らないまま動画ファイルを削除すると視聴できなくなるので、必要な動画は削除する前に必ずバックアップを取るようにしてください。バックアップとは、Google フォト(Google One ストレージ)の自動バックアップ機能を有効にしたり、USB メモリや Micro SD カードなどの外部メディアにコピーすることを言います。

不要アプリの削除

既に実践している方は多いと思いますが、使わない不要アプリの削除も効果的です。アプリを削除する方法はいくつかありますが、その中でも Google Play ストアを利用すると、効率的に使用頻度の低い容量の大きなアプリを探せます。

Google Play ストアの「マイアプリ」を開き、上部の「管理」タブをタップします。インストール済みアプリの一覧が表示されるので、右上付近の並べ替えボタンをタップして、「使用頻度の低いアプリ」や「サイズ」を選択して表示を切り替えると、不要且つサイズの大きなアプリを探しやすくなります。

キャッシュで肥大化したアプリのキャッシュ削除

特にストリーミング系アプリは視聴時に自動ダウンロードされた映像・音声データが蓄積され肥大化しがちです。このときのダウンロードデータはキャッシュとして蓄積されることが殆どです。キャッシュを削除すると、その分、ストレージの空き領域を確保できます。

キャッシュの削除方法は、アプリ情報ページを開き、「ストレージ」メニューの「キャッシュを削除」ボタンをタップします。

間違っても「ストレージを削除」は実行しないでください。誤ってこれを実行するとアプリが初期化され、再セットアップが必要になってきます。

ゴミ箱内のファイルを削除

Google フォトや Files by Google アプリで写真や動画、他のファイルの「削除」を行ってもゴミ箱に移動されるだけです。ゴミ箱内のファイルは 30 日後に自動消去されるので、待てばそのうち消えますが、直ちに空き領域を確保したい場合には手動で削除してください。

Android の設定メニューを開き、「ストレージ」 → 「ゴミ箱」をタップして、一覧に表示された全てのファイルを選択状態にして「削除」ボタンをタップすると削除されます。

ジャンクファイルの削除

ジャンクファイルとは、アプリ実行中に生成されたアプリの一時ファイルのことで、削除しても必要に応じて再度自動生成されるので消しても問題はありませんが、削除の効果はせいぜい数百 MB 分なので、特に逼迫した状態でなければ削除する必要はないかと思います。

ジャンクファイルの削除は、Files by Google アプリを開き、「削除」タブにおすすめ提案される「ジャンクファイル」カードの「削除」ボタンをタップするだけです。

以上、5 つの項目に分けて不要データの削除方法を紹介してきました。記事内で度々登場する「Files」には上記の操作内容を「削除」タブでまとめて提供しているので、Files アプリも積極的に利用するようにしてください。

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