ソフトバンクは 8 月 23 日、USB スティック型という珍しいタイプのモバイル Wi-Fi ルーター「Stick WiFi」を 8 月 30 日に発売すると発表しました。Stick WiFi はソフトバンクとワイモバイルから同時に発売されます。
Stick WiFi は、LTE のモバイルインターネットサービスを最大 10 台までの Wi-Fi 対応機器と共有できる ZTE 製 Wi-Fi ルーターです。スマホで契約したプランのデータ容量を共有できるので、低いコストで運用できますし、余ったデータ通信量を有効活用できます。
Stick Wi-Fi は、USB バスパワー駆動を基本としており、USB アダプタやモバイルバッテリー、自動車の USB 電源などに接続して使用します。
Stick WiFi は一見すると「誰得？」な製品と思うかもしれませんが、従来型のモバイル Wi-Fi ルーターが使われなくなってきた昨今においては何かと便利なアイテムかもしれません。
ソフトバンクがプレスリリースの中で言及しているように、Stick WiFi は自宅でも職場でも自動車内でも、どこでも使用できるのが大きな特徴です。私が Stick WiFi を知り、まず思ったのが、無人部屋のネット環境構築に適しているかも？ ということです。
当然、Stick WiFi にバッテリーは搭載されておらず、従来型のモバイル Wi-Fi ルーターよりも使い勝手は悪いかもしれません。ただ、Stick WiFi でもモバイルバッテリーを持ち歩いていればバッテリー駆動と何ら変わりませんし、さらに、バッテリーの充電が不要なので、バッテリーが発火する心配もなく、例えば、監視カメラや防犯センサーなどの IoT 機器を設置した無人の部屋にネット環境を構築するのにも最適かなと思ったわけです。つまり、バッテリーレスだからこそ従来型よりも多くの場面で活用できる、これが Stick WiFi の真価だと考えています。
あとは、LAN ポートも付いてれば、“ちびファイ” としても活用できましたが、残念ながら LAN ポートはなく、接続は Wi-Fi（IEEE802.11 b/g/n 2.4GHz）のみ。
また、本体は 33g と超軽量。USB スティック型なので楽に持ち運ぶことができます。SIM は Nano SIM スロットが備わっており、SIM アダプタが同梱します。
Source : ソフトバンク
