タブレットはスマートフォンのように肌身放さず持ち歩いて使用する類のデバイスではないので、どうしても使っていない空き時間が出来てしまいます。場合によっては丸一日使わない日もあるでしょう。そこで今回は、タブレットを有効活用する方法の一つとして、タブレットを Chromecast 代わりに用いる方法を紹介します。
Android タブレットを Chromecast 化すれば、スマホの小さな画面で視聴していた動画コンテンツをタブレットの比較的大きな画面上で観られるようになりますし、いちいちタブレットをタッチ操作しなくてもタブレットでの動画視聴が可能となり便利です。
Android タブレットを Chromecast 化するには専用アプリを使用します。この手のアプリは Google Play 上にいくつか存在しますが、本記事では最もシンプルで使いやすい「CastReceiver」を利用した再現方法を紹介します。
Android タブレットに CastReceiver をインストールして起動し、画面に表示されるポップアップを閉じると Chromecast っぽい待受画面が表示され使用を開始できます。
あとはスマホでの操作になります。例えば、YouTube アプリでは通常のキャストボタンメニューに CastReceiver をインストールしたタブレットのデバイス名が表示されるので、それをタップするとキャストが開始されます。動作内容も殆ど Chromecast と同じです。
CastReceiver の動作は安定しており非常に実用的。ただ、スマホから音量調節できなかったり、Google Home アプリに登録できなかったりと、本家 Chromecast よりも機能は制限されているので一部に不便が生じます。
また、CastReceiver は無料で利用できますが、無料ではトライアル版としてしか機能せず、一回のキャスト操作につき最長 5 分間の動画再生しかできません。この制限を解除するには有料ライセンス(470 円買い切り型)を購入する必要があります。
「CastReceiver」(Google Play)