Android 14 の正式リリースに向けて Google を始め多くの OEM メーカーは一般ユーザーにベータ版ファームウェアを提供するなどして積極的に開発を進めていますが、Android 業界で大手の Samsung も Android 14 をベースに構築される One UI 6 のベータテストを開始しました。
Samsung のドイツ法人は公式ブログを通じて、米国、韓国、ドイツの Galaxy S23 ユーザーを対象に、One UI 6 のベータテストを開始したと発表。ベータ版は Samsung Menbers アプリを通じて申請すれば更新ファイルをダウンロードできる仕組みです。残念ながら、日本はベータテストの対象国にはなっておらず、国内版に関しては正式版のリリースを待つ必要がありそうです。
Samsung はブログ投稿の中で、One UI 6 の一部変更点も明らかにしており、真っ先に紹介していることが UI の更新です。Samsung によると、One UI 6 は、「モダンな外観でシンプルなユーザーインタフェース」を持つとのこと。添付画像がその表示例です。全体的には現行の One UI 5.x と同じように見えますが、UI の配色やクイック設定ボタンの中に大きいサイズのボタンが追加されており、明らかに変わっています。
One UI 6 ではまた、画面右隅をスワイプするだけで全てのクイック設定ボタンを表示できたり（以前は 2 本指スワイプで可能）、スマホがスリープ状態のときにはそのシチュエーションにぴったりな森林風景の壁紙を選定して自動的に表示したり、新しいカメラウィジェットを利用して特定フォルダの写真をホーム画面に表示することも可能になったとされています。
今の時点でベータテストを開始したということは、Android 14 の正式リリースから時間を空けずに Galaxy S23 シリーズを皮切りにアップデートが始まると予想されます。
Source : Samsung
