ソニーは、完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「WF-1000X」シリーズの最新モデルとなる「WF-1000XM5」を 9 月 1 日に国内向けに発売すると発表しました。想定売価は 42,000 円前後と TWS イヤホンの中では高級な商品ですが、ソニー曰く、「世界最高のノイズキャンセリング性能を誇る」とされ、音質はもちろん、高性能なノイズキャンセリング機能を必要としている方にとっては価格以上の価値をもたらす商品となりそうです。
WF-1000XM5 は、豊かな音質と優れたノイズキャンセリング性能を持つだけでなく、Auto Play やヘッドトラッキング対応の空間オーディオ、マルチポイント接続、4 回タップでの音量調節など、機能も豊富に備えた高性能な完全ワイヤレスイヤホンです。最新の Bluetooth 5.3 の他、コーデックには LDAC や LC3 も含まれており、ワイヤレスでハイレゾ級のオーディオ体験も可能となっています。
WF-1000XM5 では、外装デザイン、ドライバーユニット、プロセッサ、マイクユニット、センサーなど様々な要素が更新されており、前作と比較して大幅に進化しています。
特に、高いノイズキャンセリング性能を実現するためにソニーは、新しい 2 つの処理プロセッサを使用し、このデュアルプロセッサ構成によって中低音域のノイズがさらに抑制されるようになっただけでなく、オーディオデータの処理性能も向上し、ハイレゾ級の音源でも遅延の少ない再生を可能になったとのことです。ノイズキャンセリングの性能向上は新たに追加された 2 つのフィードバックマイクの存在も大きく貢献しています。
WF-1000XM5 で新たに対応したヘッドトラッキング機能とは、頭の向きによらず最盛期から音が聴こえるように音の出方を自動調節する機能です。YouTube のサラウンド対応コンテンツや 360 Reality Audio 対応コンテンツで使用すると臨場感の高い空間オーディオを体験できます。
タッチセンサーボタンを持つ TWS イヤホン製品の大きな悩みとして、タッチをミスすることが挙げられますが、WF-1000XM5 ではセンサー部分とそれ以外とで表面加工を変えたことで手触りで判別できるようになりました。タッチミスは減ると思われます。
機能面では、より直感的に好みの音質に変更できる「ファインド・ユア・イコライザー」機能への対応も興味深い点です。これは、「Sony | Headphones Connect」アプリのアップデートによって利用可能となります。
WF-1000XM5 は片耳 5.9g の重さで、IPX4 レベルの防滴に対応。バッテリー駆動時間は 8 時間(NC ON) / 12 時間(NC OFF)となっています。カラーはブラックとプラチナシルバーの 2 色です。
Source : ソニー