Google の検索結果から露骨な表現を排除し、未成年者の健全なネット利用を促進させる「セーフサーチ」機能が最近更新されると共に、Android スマホにおけるセーフサーチのデフォルト設定が新しく導入された「ぼかし」に変更されました。
少し前まで、セーフサーチは有効 / 無効のどちらかを選択することしかできず、デフォルト設定は無効で、ユーザーの年齢や個人の判断で有効化していたと思います。
それが今回のシステム更新により、セーフサーチの選択肢が「フィルタ」、「ぼかし」、「オフ」の三択式となり、さらに、新しく導入された「ぼかし」がデフォルト設定になったのです。
新しい「ぼかし」オプションは、検索結果から露骨な表現を含むコンテンツを排除することはないものの、露骨な表現を含むコンテンツの一部または全部に AI によるモザイク処理を施しユーザーの目に触れないようにする機能です。これは、検索体験と安全性のバランスを取るオプションでもあります。
例えば、Google 画像検索をした際に露骨な表現が含まれるコンテンツの場合には、以前のように画像は表示されず、「ぼかし」オプションが有効である旨を伝えるメッセージが表示されるようになります。
セーフサーチの設定はブラウザの Google 検索だけでなく、Android スマホでは Google アプリ上で設定を変更できます。
具体的には、Google アプリ画面右上のプロフィールアイコンをタップし、「設定」 → 「セーフサーチ」に進みます。3 つの選択肢が表示されるので、従来のセーフサーチ ON を選択したいときは「フィルタ」を、無効にしたいときは「オフ」に切り替えます。
セーフサーチの設定変更は自動的に行われているので、ユーザーによっては検索体験が劣化したと感じるかもしれません。これはセーフサーチ設定の変更によるものなので、元に戻したいときはセーフサーチの設定画面を確認してみてください。