Nothing Tech 社は 7 月 12 日、約 1 年ぶりに同社製スマホの第 2 弾モデルとなる「Nothing Phone (2)」を正式に発表しました。Phone 2 は国内向けにも発表されており、価格は Phone 1 と同じ 79,800 円~。予約開始日・発売日はまだ公表されていませんが、海外では 7 月 17 ~ 18 日に発売されます。
昨年 Phone 1 が発表されたとき、奇抜なスケルトンボディや好奇心をそそる背面の Glyph ライトがそれまでのスマホに無かった要素として話題となりました。今作では先代の特徴を継承しつつもスペックと機能を向上させており、製品のグレード的にはハイエンドモデルに相当しますが、手頃な価格なのでコスパの良いハイエンドスマホを求めている方におすすめです。価格的には、現行のミッドレンジよりは高いものの、他社の最新フラッグシップモデルと比較すると圧倒的に安いという位置付けです。
Phone 2 では、ディスプレイが 6.7 インチ FHD+ 120Hz AMOLED(LTPO 対応)に拡大したので、表示の視認性は向上しています。また、SoC は Snapdragon 8+ Gen1 を採用しています。この SoC は Qualcomm の最新版よりも一つ前の世代ですが、それでも電力効率に優れており、他社の最新フラッグシップモデルと遜色ない性能を発揮します。
また、バッテリー容量は 4,700mAh へと増加し、45W 急速充電と 15W ワイヤレス充電に対応しています。
他の主要な部分では、ステレオスピーカー、ディスプレイ内蔵型指紋リーダー、背面にデュアルの 50MP カメラ、8GB または 12GB RAM、128GB / 256GB / 512GB ストレージを搭載しています。
カメラスペックの詳細は、
メイン : 50MP Sony IMX890 F1.88 換算 24mm、OIS + EIS
広角 : 50MP Samsung JN1 F2.2 114 度、EIS、4cm マクロモード対応
フロントカメラ : 32MP Sony IMX615 F2.45
Phone 2 の本体は、アルミニウムとガラス素材で構成されており、最新の Glyph インターフェイスの光を表示するために透明な背面カバーを備えています。新型では、LED が追加されており、サードパーティアプリと連携してライトを発光させたり、独自の Glyph ライト着信音を作成できる新しいコンポーザーも追加されています。
Phone 2 のシステムは「Nothing OS 2.0」です。これは、標準仕様に近いクリーンな Android 13 をベースに構築された Nothing 独自のファームウェアで、Phone 1 よりも多くのカスタムウィジェットがプリインストールされており、アイコンを拡大したり、フォルダーにカバー写真を追加したりするオプションなども備えています。また、全てのアイコンを完全にテーマ化するモノクロテーマを作成することも可能になりました。
Phone 2 は、ブラックとホワイトの 2 色で展開され、発売後は 3 年間の Android OS アップグレードと 4 年間のセキュリティアップデートの提供が保証されています。
Source : Nothing Tech