2023 年 11 月 23 日、中国のスマホメーカー OPPO がミッドレンジスマホ Reno シリーズの次世代モデルとなる「Reno 11」および「Reno 11 Pro」を中国で発表しました。本記事では Reno シリーズの新フラッグシップとなる Reno 11 Pro を中心に製品を紹介していきます。
Reno 11 Pro は Android 14 をベースに構築された ColorOS 14 をプリインストールして発売される最初の機種となります。6.74 インチの AMOLED ディスプレイや MediaTek Dimensity 8200 プロセッサを搭載しており、スペック的には「上の下」に分類されます。
Reno 11 Pro で最も注目すべき点がメインカメラに 2 層トランジスタ構造のソニー LYTIA（LYT-600） 50MP センサーを採用したことです。LYTIA センサーでは従来から光を検出するダイオードの面積が拡大したことで低照度時のパフォーマンスとダイナミックレンジが向上し、スマホカメラながらも鮮やかでノイズの少ない写真・動画を撮影できます。F１．８ レンズは 24mm 相当の焦点距離を持ち、OIS にも対応しています。
Reno 11 Pro はまた、焦点距離 16mm 相当の F2.4 レンズを持つ 8MP 超広角カメラと焦点距離 47mm 相当の F2.0 レンズを持つ 32MP ポートレートカメラも搭載しています。
さらに前面には AF をサポートした F2.4 レンズを持つ 32MP カメラを搭載。最短撮影距離は 15cm と短く、自撮り写真のクローズアップ撮影も可能です。
ディスプレイは 2,772 × 1,240 ピクセルの解像度を持ち、120Hz のリフレッシュレート、2,160Hz の超高周波 PWM 調光、1,600nits の局所的ピーク輝度に対応しています。
メモリとストレージのバリエーションは 12GB + 256GB と 12GB + 512GB の 2 タイプ。RAM は LPDDR5X、ストレージは UFS 3.1 規格に対応しています。
バッテリー容量は 4,700mAh で、80W の急速充電に対応。他にも指紋リーダーやステレオスピーカーを搭載し、Wi-Fi 6 や Bluetooth 5.3、NFC にも対応しています。
Reno 11 Pro の中国版価格は 3,499 元（約 73,000 円）~となっており、現地では 12 月 1 日に発売されます。
一方、Reno 11 は Reno 11 Pro からカメラスペックを除いて全般的にスペックをダウングレードさせた機種となります。
スマホ本体の厚みは 7.6mm 質量は 184g と Reno 11 Pro よりもスリム且つ軽量ではあるものの、ディスプレイは 6.70 インチ 2,412 × 1,080 ピクセルの AMOLED に変更されピーク輝度も 950nits と低め。バッテリー容量は 4,800mAh ですが、充電性能は 67W に抑えられています。メモリとストレージのバリエーションは 8GB + 256GB、12GB + 256GB、12GB + 512GB の 3 種類。
Source : OPPO
