スマートフォンのモバイルデータ接続を他のデバイスと共有したいときに使用する「テザリング」機能が Android 14 から 6GHz 帯の優先使用も可能になった模様です。
Android の Wi-Fi テザリングに使用する Wi-Fi 電波の周波数帯としては、自動選択、2.4GHz 帯 優先、5GHz 帯優先といった選択肢でしか提供されていませんでしたが、Android 14 からは Wi-Fi 6E 以上をサポートしたスマホで「6GHz 帯優先」の設定も可能になったのです。テザリング用スマホ・接続デバイスの両方が 6GHz 帯をサポートしていれば 6GHz 帯で接続されるようになります。
Wi-Fi 6E 以上でサポートされる6GHz 帯は、従来の 2.4GHz 帯や 5GHz 帯よりも広い帯域幅を用いて通信できる為、高速・大容量ですし、電波の特性から遅延も少ない。また、現時点で 6GHz 帯ををポートしたデバイスが比較的少ないこともあり混信も少なくより安定して通信できるようになります。
今回の新オプションは Android 14 上では、「Wi-Fi テザリング」メニューの「速度と互換性」 → 「優先周波数」の選択肢の中に、「6GHz」とあるので、これを選択することで、Wi-Fi 6GHz 帯をサポートした機種は 6GHz 帯で Wi-Fi アクセスポイントに接続できるようになります。
ただ、現時点で 6GHz 帯オプションを選択してもアクティブにならないこともあり、まだ正式にはリリースされた機能ではなさそうです。