Xiaomi は 8 月 14 日、Xiaomi 史上最大サイズとなる 14 インチのディスプレイを搭載した Android タブレットの新モデル「Xiaomi Pad 6 Max」を中国で正式に発表しました。
名前が示す通り、今回の Pad 6 Max は今年 4 月に発売された Pad 6 シリーズのバリエーションの一つで、スペックの多くは 11 インチ画面の Pad 6 Pro と共通していますが、強化されたスペックもいくつか見られ、Pad 6 Pro から若干アップグレードされています。
ディスプレイが 14 インチに拡大したことで Pad 6 Pro よりも表示面積が 62% 拡大し、アプリやゲーム、映像コンテンツをより大きいサイズで見られるようになりました。MIUI 14 for Pad では同時に 4 つのアプリを開くことができ、画面サイズの拡大により、こうしたマルチタスク作業の効率もアップします。
ディスプレイは 14 インチ IPS LCD で、解像度はPad 6 Pro と同じ 2,880 x 1,800 ピクセル(2.8K)を踏襲し、リフレッシュレートに関しては 144Hz から 120Hz に下げられましたが、ピーク輝度は 600nits に微増しています。また、ディスプレイは 10bit カラー表示、HDR10 や Dolby Vision の HDR フォーマットに対応。ディスプレイ面はゴリラガラス 5 で保護されています。
Pad 6 Max には Dolby Atmos に対応したスピーカーが 8 基も搭載されており、映画やゲーム、ビデオ通話などの様々な場面で音質が向上。また、マイクは 4 つ搭載されており、例えばビデオ通話中は 4 つマイクを話者一人に集中させることで指向性をもたせて雑音を軽減したり、複数人がタブレットの周りに居る状況でも全ての話者の声をクリアに伝えることができます。
Pad 6 Max 本体はアルミユニボディ構造を採用しており、厚さ 6.53mm、質量 750g と比較的軽量スリム。大画面化によりバッテリー容量も 10,000mAh に増加しました。充電性能は 67W の USB 充電をサポートした他、33W のリバース充電機能も搭載しており、モバイルバッテリーとしても使用できます。
Pad 6 Max もマグネット接続のキーボードケースとスタイラスペンをサポートしており、これらの別売オプション品を購入することで、PC ライクに操作したり、タブレットをデジタルノートとして使うこともできます。
上記の他、Snapdragon 8+ Gen1 や最大 16GB RAM、最大 1TB ストレージ、背面に 50MP(深度センサー付き) カメラ、前面に 20MP カメラ、指紋リーダー内蔵型電源ボタンをを搭載しており、Wi-Fi 6 や Bluetooth 5.3 二対応しています。
Pad 6 Pro の価格は 3,799 元(約 75,000 円)~ となっています。高コスパのタブレットなので非常に魅力的ですが、残念ながらグローバル展開はまだ発表されていません。