スマートフォンやデジタルカメラで撮影した動画から静止画を切り出す写真の自炊行為に最適なアプリを発見しました。その名も「Frameskip」です。このアプリは 1 フレームずつ動画をコマ送りでき、しかもフレームのエクスポート機能も備わっているので、理想的な動画からの写真生成アプリだと言えます。
動画は多数の静止画フレームで構成されたメディアファイルです。それを連続再生することで画が動きます。例えば、30fps 動画なら 1 秒間に 30 枚、60fps 動画なら 1 秒間に 60 枚のペースで静止画が切り替わります。一つひとつのフレームは静止画なので、それを切り出せば立派な写真となります。私はスポーツ観戦時に動画を撮影することが多く、スチルを撮らない代わりに動画から静止画を切り出して SNS などに投稿しています。こうした用途で Frameskip はとても重宝するアプリです。
もともと Frameskip は動画ファイルにスキップフレームを追加するアプリとして配信されていますが、1 フレームごとのエクスポート機能も備わっており、1 フレームごとに写りを吟味しながらエクスポートする静止画を選定できます。
アプリの使い方は簡単です。まず、アプリに動画ファイルを読み込ませます。次に、画面下の再生ボタンの左右に表示される矢印がフレーム送りボタンなのでそれをタップしながら目的のフレームを選択し、画面左下の 3 点メニューの中から「Export Frame」を選択して「保存」ボタンをタップします。
上のサンプル写真は、Panasonic HC-X1500 で録画したプロ野球での一コマです。動画のシャッタースピードが 1/120 秒と写真にしてはかなり遅いので、打球が少しぶれていますが、SNS に投稿する程度の私的利用なら十分のクオリティだと思います。
「Frameskip」(Google Play)