10 月 8 日から北米市場を皮切りに、「Chromebook Plus」と呼ばれる新しいカテゴリの Chrome OS 搭載ノート PC の販売が始まりました。Chromebook もさらなるパフォーマンスと AI 機能を求めてパワーアップします。
Chromebook Plus とは、既存の Chromebook よりも厳しいハードウェア要件と AI 機能を拡充させた Chrome OS の上級バージョンを搭載したノート PC を指すブランドです。次の最小ハードウェア要件が設定されており、一般的な Chromebook よりも優れた性能が保証されます。
・ ディスプレイ : 1080p 以上
・ CPU : Intel Core i3 12 Gen 以降、または AMD Ryzen 3 7000 シリーズ以降
・ メモリ : 8GB 以上
・ ストレージ : 128GB 以上
・ Web カメラ : 1080p 以上且つノイズ低減機能付き
Chromebook Plus のローンチと共に Lenovo、HP、Acer、ASUS より合計 8 機種の Chromebook Plus ノート PC が発表されており、それらは 10 月 8 日より $399~ の価格で販売されています。
実際の商品としては、HP Chromebook Plus(15.6 インチ、$499~)や ASUS Chromebook Plus CX34($399~)、Acer Chromebook Plus S15($399~)などがあります。
当初、Chromebook は誰でも Web にアクセスできることを目的に展開されていたため、要求されるハードウェアスペックも必要最小限でしたが、今や誰もが写真や動画を編集したり、ビデオ通話で会話したり、AI ツールを駆使して楽をしています。これらのタスクはスマホやタブレットよりも PC で行った方が効率的でより没頭できます。こうした市場ニーズの変化に対応するべく Chromebook は Chromebook Plus へと進化しました。
具体的には、Chromebook Plus は Adobe Photoshop や Adobe Express、LumaFusion などのクリエイティブツールに対して十分の性能を持ち、MS Teams や Google Meetではハイクオリティな映像と音声でビデオ通話できます。さらに、消しゴムマジックやリアルタイム翻訳、クリア音声通話など、Pixel スマホで見られる AI ツールも利用できます。
Chromebook Plus の機能は今後も随時拡充されることになっており、これからの時代は Chromebook ではなく Chromebook Plus が主役となりそうです。
Source : Google