Snapdragon 8 Gen3搭載 iQOO 12シリーズが登場、ゲームも写真もこれ一台で十分

製品情報

11 月 7 日、中国の大手スマホメーカー Vivo 傘下のスマホブランド iQOO が Qualcomm の最新チップ Snapdragon 8 Gen 3 を搭載した新スマホ「iQOO 12」および「 iQoo 12 Pro」を中国市場で発表しました。正統派フラッグシップスマホでありながらもゲームとカメラというスマホユーザーから関心の強い分野を重点的に強化しているのが特徴です。

iQoo 12 シリーズはどちらも 6.78 インチ 144Hz 駆動の高輝度 AMOLED ディスプレイや Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサ、最大 16GB LPDDR5X RAM と最大 1TB UFS 4.0 ストレージを搭載したハイスペックスマホ。Android 14 をベースに構築された独自ファームウェア「OriginOS 4」をプリインストールして発売されます。

iQOO 12 シリーズはブランド史上初めて独自開発の Q1 ゲームチップを搭載し、トリプルカメラは広角から望遠まで幅広い焦点距離をカバーするだけでなく望遠カメラはマクロフォーカスにも対応するなど、写真を撮影するのが好きなゲーム愛好家にとってけっこう魅力的なスマホかもしれません。

スペック的には先日発表された Xiaomi 14 シリーズと似ておりその点に関して特出すべきことはありませんが、iQOO 12 Pro に関しては「BMW モータースポーツコラボエディション」が特別に用意され、また、3 色のカラバリはいずれも異なる背面仕上げを採用するなど、デザイン面には力を入れている模様です。

ホワイトカラーの BMW モータースポーツコラボエディションは背面にホログラフィーのテクスチャーを施したガラスパネルを使用。ブラックカラーは蛍石 AG ガラスを用いた煌めきのある質感となっています。最後のレッドは iQOO が「風紋テクスチャー」と呼ぶパターンを施したビーガンレザーモデルです。

Q1 ゲームチップには 1080p 表示でのスムーズな 144Hz 駆動を保証するなど、ゲーム中の解像度とフレームレートを向上させる役割を担います。また、熱対策に 5,705m㎡ の大型 VC を搭載し、さらに、大型の X 軸リニアモーターやステレオスピーカーを搭載しており、全体的なゲーム体験を向上させています。

iQOO 12 Pro のディスプレイは 6.78 インチ 2K(3,200 x 1,440)の Samsung E7 AMOLED パネル、iQoo 12 は Visionox 製 6.78 インチ1.5K(2,800 x 1,260) AMOLED パネルを採用しており、どちらも画面下に指紋リーダーを搭載しています。

どちらもリアカメラは 50MP 広角メイン + 64MP ペリスコープ 3 倍望遠 + 50MP 超広角という構成で、メインカメラには Xiaomi 14 と同じ OV50H 1/1.3 型 CMOS センサー、望遠カメラには OV64B 1/2 型 CMOS センサーが使用されています。

望遠カメラの焦点距離は光学 3 倍に相当する換算 70mm。「HD ズーム」と呼ばれる 10 倍の超解像ズームをサポートしており、品質を維持したまま 230mm までズームすることが可能。また、230mm まではマクロフォーカスが作動します。マクロ撮影は超広角カメラも対応しています。

iQoo 12 には 5,000mAh バッテリー、iQoo 12 Pro には 5,100mAh バッテリーが搭載されており、どちらも 120W の急速充電に対応。Pro モデルに関してはさらに 50W のワイヤレス充電にも対応しています。

iQOO 12 のバリエーションは、12GB + 256GB、16GB + 512GB、16GB + 1TB の 3 モデル。iQOO 12 Pro は 16GB + 256GB、16GB + 512GB、16GB + 1TB の 3 モデル。価格は、iQOO 12 が 3,999 元(約 82,000 円)~、iQOO 12 Pro が 4,999 元(約 103,000 円)~ となっています。

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