Google は 11 月 30 日、Google メッセージアプリにおける RCS チャットのユーザー数が 10 億の大台を突破したことを発表し、それを記念して RCS に関連する新機能も発表しました。
RCS は、SMS や MMS に代わる次世代のメッセージサービスとして 2016 年 2 月に発表され、それ以来、着実にユーザー数は増えています。噂によると、来年には遂に Apple も iMessage で RCS をサポートする計画らしいので、来年にはさらに増えることになるでしょう。来年は少し遅い RCS 元年となりそうです。
(参考) Google メッセージでの RCS チャットの使い方を解説
今回発表された新機能はいずれも RCS チャットによるメッセージ体験をアップグレードするものとなっており、今まで以上に気持ちや感情を伝えたり、会話で盛り上がることができます。
新しい「Photomoji」はスマホ内の任意の写真からオブジェクトを抽出し、それをリアクション用の絵文字に変換できる絵文字作成機能です。次の画像の例では写真から抽出した猫が絵文字化されています。
また、こちらの記事でも紹介した「音声ムード」と「リアクションエフェクト」を使用すれば、ボイスメッセージに特別な演出を追加したり、チャット参加者全員でその場の雰囲気を盛り上げることができます。
そして遂に電話番号に紐づくプロフィール機能も追加されます。今までは連絡先に登録された人しか名前と写真は表示されず、それ以外の人は電話番号が名前として表示されていましたが、今後は、各ユーザーがメッセージ用のプロフィールを作成できるようになるので、特にグループチャットで起こりがちな「誰と会話しているのかわからない」問題が解決します。
他にも、チャット画面とバブルの色をユーザーやグループ毎に変更したり、「画面効果」と呼ばれる隠し機能もあります。画面効果とは、「雪が降っている」や「愛してる」などの特定フレーズに反応してチャット画面全体に特別なアニメーションを流す演出機能で、Google によると 15 種類以上のアニメーションが仕込まれています。
これらの新機能は 11 月 30 日より Google メッセージのベータ版で順次提供されます。
Source : Google