最近の Google One アプリの更新でネットのセキュリティを強化する目的で使用される VPN 機能の UI が新しくなり、Google One VPN がさらに使いやすくなりました。
今回の更新では、UI 刷新の他に、VPN 接続から除外するネットワークの設定と一部の機種では常時 VPN 利用の設定など、新機能も追加されています。
UI は一つの画面上で全ての操作ができるレイアウトに変わり、今までは「スヌーズ」として実装されていた一時停止ボタンがわかりやすい「VPN を一時停止」に変更されボタンも大きく表示されるようになりました。
新オプションの「選択したネットワークで VPN を一時停止する」は、例えば、モバイルデータ接続中や特定の無線 LAN アクセスポイントと接続した場合には自動的に VPN を無効にするというものです。無効にしたいネットワークがあればそれを選択するだけで設定は済みます。
最後の常時 VPN 接続とは、スマホの起動時から VPN を有効にするというもので、現在は Pixel 8 スマートフォンのみで利用できます。
常時 VPN 接続の設定は、Android のシステムメニューを開き、「ネットワークとインターネット」 → 「VPN」 → 「Google One」右のギアアイコンをタップして、「常時接続 VPN」を ON に切り替えると有効になります。
同じ場所の「VPN 以外の接続のブロック」を ON にすると、VPN 接続が解除された場合には全体の通信を停止させることができます。完全な VPN 運用を実現するには必要なオプションですが、有効にしたことを忘れると何かの目的で一時的に VPN を解除した場合には通信不能状態になるので個人的にはあまり使用をお勧めしません。
