噂では今秋登場予定の Pixel 8 シリーズと一緒に発表される Pixel Watch 2 に関するさらなるスペック情報がリークされ、新型の全体像をもっとリアルにイメージできるようになりました。
今回の情報は、海外サイトの Android Authority が匿名の Google 関係者から得たものとされており、確かな情報とは言えませんが、具体的に語られているので一定の信憑性はありそうです。
まずは概要を紹介すると、Pixel Watch 2 には、Qualcomm の最新チップ、僅かに容量の大きなバッテリー、Samsung 製の新しいディスプレイ、高級な落し物トラッカーや自動車デジタルキーに用いられる UWB チップが搭載され、Pixel スマホのシームレスアップデートにも対応するそうです。
Pixel Watch 2 に Qualcomm チップが搭載されることは以前のリークで伝えられたことですが、今回のリークで搭載されるのは Snapdragon W5 Gen1 に決まったとされています。なぜ軽量タスク用コプロセッサを備える W5+ ではないのかについて同サイトは、Google が独自のコプロセッサを搭載する予定だからだと語っています。いずれにせよ、Snapdragon W5 Gen1 は最新の 4nm プロセスで製造されるチップなので、初代 Pixel Watch の Exynos プロセッサよりもパフォーマンスと電力効率が飛躍的に向上すると予想できます。
次に、Pixel Watch 2 のバッテリー容量は 306mAh とされています。初代 Pixel Watch のバッテリー容量は 294mAh なので、差は微々たるものですが、容量の増加は喜ばしいことです。
バッテリーの改良と関連して、Pixel Watch 2 のディスプレイサイズは Pixel Watch と同じ 1.2 インチと変化していませんが、パネルの供給元が Samsung に変わり改良された AMOLED パネルが使用される見込みです。パネル自体の電力効率も改善されていればバッテリー容量の増加と相まってバッテリー持ちも多少延びると期待できます。
UWB とは、超広帯域無線通信システムのことです。身近な導入例としては、Bluetooth トラッカーや自動車デジタルキーが挙げられます。つまり、Pixel Watch 2 は車のキーとして使用できるだけでなく、スマートウォッチを紛失した際もスマホからより正確な位置を知ることができ、探しやすくなります。
最後のシームレスアップデートは現行の Pixel スマホに見られる自動アップデート機能のことです。更新ファイルを自動的にダウンロードし、再起動ボタンをタップするだけですぐに最新のシステムに切り替わる仕組みが Pixel Watch 2 にも導入されることになります。
今回のリーク情報は以上となりますが、全体としては、初代 Pixel Watch から大幅に改良されているような印象です。
Source : Android Authority