Google は、これまで米国のみで提供してきた Google One メンバー向けの機能である「ダークウェブモニタリング」を日本の Google One メンバーに提供を開始しました。
ダークウェブとは、Google などの一般的な検索エンジンにはインデックス登録されない Web サイトのうち、Tor などの専用ブラウザを使用しないとアクセスできないアンダーグラウンドな Web サイト群を指す俗称です。今回のダークウェブモニタリングは、そうしたダークウェブで Google ユーザーの個人情報が流出していないかどうかをチェックする機能となっており、万が一、ダークウェブ上で情報漏洩が検出された場合には通知されるようになります。
Google One アプリ上のタイルでダークウェブモニタリングは「オン」と表示されていますが、実際に使用するには初期設定が必要なので、タイルをタップしてダークウェブモニタリングの管理サイトを開きます。
必要な設定はモニタリング対象にする Google アカウント(Gmail アドレス)を選択し、必要に応じてどの個人情報(名前・生年月日、メールアドレス・電話番号)をモニタリングさせるのかを選択して「完了」ボタンをタップします。モニタリングの対象項目は後で変更することもできます。
設定完了後、同じ Google One アプリの「ダークウェブモニタリング」タイルからサービスの管理サイトにアクセスしてレポートを確認できるようになります。管理サイトでは、どのダークウェブサイトでどのような情報が流出したのかを確認することができます。最も多く検出される情報漏洩はメールアドレスとパスワードの情報なので、ダークウェブモニタリングの通知が届いたら内容を確認しパスワードを変更したり、2 要素認証を設定するなどの対策を講じてください。