Google は、今年 3 月より試験提供中の生成 AI「Bard」を 7 月 13 日に更新し、待望の音声読み上げに対応させるなど、サービスの使い勝手を向上させる様々な新機能を導入しました。
個人的な目玉は音声読み上げ機能です。Bard AI の回答は長文の場合が多く、いちいち文章を目で見て確認するのは肉体的にも苦労しますが、最新の Bard AI では、回答の先頭付近にあるスピーカーアイコンをタップするだけで、回答内容を機械音声で読み上げてくれます。目と耳では理解の仕方に違いがありますが、読み上げ機能により目を酷使することがなくなるため、Bard AI を継続的に使用することができ、それはそれで素晴らしいことです。
続く注目としては、スレッド(チャット画面のこと)を保存したり、固定できる機能です。これにより、チャットを中断したところから簡単に再開できるようになりました。Bard AI 画面右上の「+」アイコンをタップすると新規スレッドが開き、前のスレッドは履歴として残ります。また、画面右上のメニューリストから「固定」を選択すれば、現在のスレッドを最も目立つ位置に固定した状態で履歴に残すことができます。固定の解除やスレッドの削除も画面右上のメニューリストから操作できます。
また、現在は英語版のみに限定されますが、Google レンズが組み込まれ、Bard AI への質問に画像を使用できるようになりました。スレッド上で画像をアップロードすると、その画像に関するより詳しい情報を取得できます。
他にも、質問文の編集機能が追加され、質問文右側の鉛筆アイコンをタップすると一度送信した質問の内容を書き換えるだけで簡単に質問内容を変更・訂正できます。チャットの共有機能も追加され、質問と会話の内容を他人と共有することもできます。
Source : Bard